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紫苑「絢香起きろ」
紫苑は絢香の体を揺する。
絢香「ふぁー、何よ……」
絢香は欠伸をしながらもっと寝たそうに起きる。
紫苑「そろそろ帰るぞ」
絢香「ふぇ!?もう!」
桜花「もうってこの遺跡に来てから十時間が経ったんですよ」
桜花は微笑む。
絢香「えっ!?そんなに」
自分が寝てた時間を絢香は驚いた。
絢香「で、何か元に戻す方法見つかった?」
絢香は心から期待した声で聞く。
紫苑「残念だが元に戻す方法は見つからなかったな」
絢香「そう…」
仁奈「問題は絢香ちゃんが受けたその犬になった原因の光がなんだか分かればなんとかなるかも知れないんだけどね」
里瑠「帰るならさっさと帰りましょう。お菓子が私を待ってますので……」
みんなが『うーん』っと唸りながら考える中、里瑠は本気で帰りたいらしく、そんなことを言っていた。
紫苑「ああ、とにかく帰るとするか」
その日はなんの成果も得ることが出来ず、帰って行った。
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