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「失礼しまーす」
私が司令室の扉を開けるとラグアさんは紅茶を飲んでいた。
「レナ‥だから入る時はノックをしなさいって言っているだろう?」
「えへっ、ごめんなさい次から気を付けまーす」
「たく、それも何回聞いたことか‥」
はぁ、とため息をついて紅茶のカップを豪奢なテーブルの上に置いた。
「レイのことだろう?」
「はい、計画の方はなかなか順調に進んでいます、あとはレイを説得するだけです」
「で、その説得を僕がしろと?」
「ラグアさん以外に頼める人はいませんからね、私が行っても逃げられますし‥」
「‥わかった、やってあげるよ」
「本当ですか!?」
「その代わり絶対にレイを連れ戻すこと、いいね?」
「えへへ、了解!」
私はビシッと敬礼して部屋を出て行った。
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