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「お母さん!!空に流れ星が‥‥ちょっと見に行ってくるね!」
「レイ!暗いし、危ないから出ちゃだめよ!」
「大丈夫!大丈夫!」
「レイ!!」
ボクはお母さんの言葉も聞かずに外へ飛び出し、走り出した。
*
家から少し離れた丘。
ボクは光り輝く流星を眺めていた。
「綺麗だなぁ」
芝の生えた丘の斜面で寝っ転がりながらボクは小さく呟いた。
眺めていた流星はボクが瞬きをするたびに大きくなっていっていた。
けれど、あまりの綺麗さにボクはその事に気付かなかった。
そして次に目を開けたとき。
ボクの目の前には流星が―――
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