零章

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「くそ眠いのによ… ドラゴンの討伐なんかやってられっかよ」 森のなかだろうか 薄暗い場所を身長170ぐらいの男の子が歩いている 「帰ったらマスターに愚「グォォォォ」 男の子が何か呟いていると物凄いうなり声が響いてきた 「あっちか」 そうつぶやくと地面からパンとおとがして男の子は消えた 「はあ、ダリィ よりによってウィンドドラゴンの幼体とは」 ウィンドドラゴン ドラゴンのなかで風を司るドラゴン 「水の精霊ウンディーネよ「ブァァァ」詠唱する暇もねぇ」 彼が詠唱しようとするとウィンドドラゴンはドラゴン特有の技【ブレス】を放った しかしブレスが彼に届かなかった 「はあ【ウッドネット】」 すると地面から植物が生えウィンドドラゴンをからみとった ウィンドドラゴンはなかなか出られないらしく唸っている 「すまないな。だがこれも任務なんだ 水の精霊ウンディーネよ、貴殿の水の力を氷として我らの敵を滅ぼす力として貸したまえ 【アブソリュート・ゼロ】」 すると煩かったうなり声が消えた 「よし終わり さっさ帰るか。次に任務もあることだし」 少年は帰って行った 氷の彫刻を残して…
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