零章

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彼はまたしてもため息を吐いた 「この男の意見に賛成の奴手挙げろ」 すると殆どか手を挙げた 「別に力を求めるのを辞めろとは言わない だが、いざ戦争になったときおまえらが持つ志では絶対に生き残れないだろうな」 酔っぱらいと野次馬達はあっけにとられていた 「マスター、入るぞ」 「いいよ、入りな」 ガチャ 「目上の人に敬語くらい使いなよ、クレス」 「断わる 俺より弱いやつに敬語使いたくない」 「はあ それよりウィンドドラゴンは退治出来たのかい?」 「俺を誰だと思っている? ギルドランクXX、『神龍』クレス・ラザフォードだぞ?」 「でも殺してはいないんでしょ?」 「当たり前だ 無駄な殺生をしてなんになる?奴らが人を殺したとなれば別だ。だが奴らはただ人里に降りてきただけだ」 「でもまた迷惑かけちゃうんじゃ意味ないわ」 「大丈夫だ 退治に使う魔法は水のオリジナル魔法『アブソリュート・ゼロ』だ」 するとクレスの左手に直径5cm程の白い球体が現れた 「実際に使うと分かりやすいんだが…「クレスー、居るかー」ちょうど良い奴が来たな」 スキップしながらクレスくらいの男の子が入ってきた
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