零章

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「あれクレス?その白いのは?つかその笑顔は?」 「いやールイ、いいところに来てくれた。今からある魔法を使おうと思ってな」 クレスがこの男の子、もといルイに不気味な笑顔を見せた 「なあクレス?それってまさか…」 「ん?ああこれか? おまえの予想通りだ」 「威力は…」 「おまえの全魔力で溶けるくらいだ」 「もしかして俺のこと嫌い?」 「もし嫌いだったら、すでに死んでるぜ?」 「……」 「大丈夫だ。死なないように調整はすっから」 クレスは満面の笑みをルイに向けている 「なぜ笑顔? どう考えても悪魔の笑みにしか見えないんだけど…」 「悪魔の笑み?なんだそれは?」 「いいから早く見せてよ、クレス。 そんなやつどうでもいいからさ」 「ちょっ、マスター それはあんまりだ」 「あ?誰に向かって口聞いてんだ?」 「え?クレス?どうしたの?」 「うるさい、黙れ 【アブソリュート・ゼロ】発動」 カキン 何かが破裂するような音と共にクレスの近くにあった【アブソリュート・ゼロ】の球体が割れ、一つの氷の彫刻が出来た
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