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うだるような暑さのなか、莉緒は…
ぼんやり…歩いていた。
(まぁた…親とケンカしちゃったな…😢)
(行く所なんて無いのに…)
ぼーっと歩いていたから、信号が 赤に変わったのに気付か無かった。
プァプァプァプァーっ‼💥
凄いクラクションの音に
ビクっとして、そっちの方を見た。
大きなトラックから、怖そうなヒトが…
『姉ちゃん‼何しとんねん💢死にたいんか⁉』
と、怒鳴られた。
莉緒は…
『…あ。ごめんなさい…。』
と、謝ると同時に目眩がして…しゃがみ込んだ。
『オィ‼大丈夫かぁ⁉』
トラックから、降りてきて 莉緒を…見ている。
『ハィ…すみません。』
『いやいや✋…大丈夫ちゃうやん?顔、真っ青やで?家…近くか?送ったろか?』
見ず知らずの人なのに…
なぜか…
莉緒は
『家…帰れないから。』
と、言った。
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