出逢い

2/7
前へ
/49ページ
次へ
うだるような暑さのなか、莉緒は… ぼんやり…歩いていた。                               (まぁた…親とケンカしちゃったな…😢)                               (行く所なんて無いのに…)                                              ぼーっと歩いていたから、信号が 赤に変わったのに気付か無かった。                                              プァプァプァプァーっ‼💥                               凄いクラクションの音に ビクっとして、そっちの方を見た。                               大きなトラックから、怖そうなヒトが…                『姉ちゃん‼何しとんねん💢死にたいんか⁉』                                              と、怒鳴られた。                                              莉緒は… 『…あ。ごめんなさい…。』                               と、謝ると同時に目眩がして…しゃがみ込んだ。                                              『オィ‼大丈夫かぁ⁉』                                              トラックから、降りてきて 莉緒を…見ている。                                              『ハィ…すみません。』                               『いやいや✋…大丈夫ちゃうやん?顔、真っ青やで?家…近くか?送ったろか?』                               見ず知らずの人なのに… なぜか…                莉緒は 『家…帰れないから。』                               と、言った。                              
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加