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「こんな夜更けに幸村はどんなこと考えてるんだ?
ちなみに俺はいつきって言う後輩の女送ってきたとこだ。
あいつ、たぶん俺のこと好きだぜ。
幸村は何した?」
「それはご苦労でござった。政宗殿、下心が笑い方に出てるでござるよ?次は頑張ってくだされ
あ、某、今日告白されたでござる。それはそれは可愛い女子に」
「what!?もちろん断ったよな?」
「はい。当たり前でござろう?」
「そうか。
…なぁ幸村、この距離があるから俺らの『絆』って深まんのか?」
「某たちだけが見える距離、どこに行こうと消えない意志を抱いて生きていきましょう。近に居てもかわりませぬ」
「…俺、一人で居たら、笑っても何か悲しくて、怒ったって切なくて。
きっと幸村が心に居るからだろうな
そうだ、今日指輪を外して出かけたら
財布忘れて、
会社に遅れて、
雨が降って、散々だったぜ。
すげぇ怨念をかんじたな。
…でもそんな幸村の大切さを教えてくれんのは『距離』なんだよ。この距離を無限にすら感じるぜ
悔しいけどこの気持ちが幸村を好きって言う証明だな。」
幸村が見てるもんを俺は見ることができねぇけど、
俺しか幸村に見せれねぇもんって絶対あるはずだ前は喧嘩もよくしてたけど、いつのまにかこの距離がずんぐりむっくり育ててくれたんだな
見えるものにすがって、見えねぇ幸村に救われてる俺を笑ってくれていいぜ
「隣にいたらこの尊さも分からないでござる。ならば某はこの距離と政宗殿と3人でいいでござる」
俺たちが誓った約束を、距離が離れたって消えねえ意志を
いつも今日も明日も明後日も守っていこうぜ?
「さしあたって俺はあの彦星、なら幸村は織り姫。
ジャンケンで負けた方が天の川渡って会いにこようぜ?」
、
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