8人が本棚に入れています
本棚に追加
此処は何処だ。
真っ暗で、何も見えない。
手を伸ばしても、決して光に届くことはない。
音も、臭いも、気配も、何も感じない場所だった。
俺はどうしてこんなところにいるんだろう。
現実であるはずがない、けれども夢であったとしても余りにも奇怪。
『此処は何処だ?』
だが、考えれば考える程にどんどん分からなくなっていく。
俺は何故こんな場所にに居るのか。
そして俺は誰なのかが。
『一章・死後の世界』
.
最初のコメントを投稿しよう!