一章・死後の世界

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此処は何処だ。 真っ暗で、何も見えない。 手を伸ばしても、決して光に届くことはない。 音も、臭いも、気配も、何も感じない場所だった。 俺はどうしてこんなところにいるんだろう。 現実であるはずがない、けれども夢であったとしても余りにも奇怪。 『此処は何処だ?』 だが、考えれば考える程にどんどん分からなくなっていく。 俺は何故こんな場所にに居るのか。 そして俺は誰なのかが。 『一章・死後の世界』 .
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