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奥宮くんの声…?
鍵を開けると肩で大きく呼吸をする奥宮くんがいた。
汗だくで…どうしたんだろ…?
奥宮くんは私を目で捉えたと思った瞬間…
グイッ
莉「え!?」
尚「良かった…」
そして私をまたギュッと抱き締めてきた。
え!?何!?何で抱き締められてんの…?
ケド奥宮くん…体熱いな…
部活終わったばっかりだからかな?
尚「マヂ心配した…」
心配…!?何で…!?
尚「っつか,何してんの…?」
え…!?だって奥宮くんが一緒に帰ろうって言ったんぢゃん!!
私は何だか悲しくなって…抱き締めていた奥宮くんを突き放す。
莉「……帰る」
そして走り出した。
何よ!待ってろって言ったのに“何してんの?”って!!
なぜか泣きそうになりながら靴箱まで走った。
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