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しかし…
莉「何で…シャッター下りてんの!?」
さっきの奥宮くんの“何してんの?”に加え,この状況で何故か涙が溢れてきた。
莉「もう何なのよぉ!!」
しゃがみこんだ瞬間
また遠くで“莉央!”と呼ぶ奥宮くんの声が聞こえた。
もう嫌だよ。
恐いケド信じようって決めて
奥宮くんとの約束を守るために図書室で待ってたのに…
あんな風に言われちゃうし
昇降口のシャッターは閉まってるし
もう…嫌だ…
尚「いた!!莉央!!」
奥宮くんが近づいてくるのが分かったケド涙を流すのを止めることも…立ち上がることも出来なかった。
尚「莉央?帰ろう?」
莉「1人で帰る…」
尚「待っててくれたんでしょ?」
莉「待ってた……グス……ケド奥宮くんには…迷惑だったんでしょ!?」
尚「何で迷惑なんだよ」
莉「だって……グス」
すると奥宮くんはまた抱き締めた。
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