プロローグ

2/3
前へ
/484ページ
次へ
一体何があったのか…。 俺は訳もわからずその場に突っ立っていた。 クラスメイトが二人、俺の目の前に転がっている。倒れたマネキンの様にピクリとも動かない。 そいつらから視点をずらせば、少し離れたところで少女が泣いている…。 あの娘は…、何故泣いているんだ? だけど、泣いちゃいけない。君は泣いちゃいけないんだ。そう思ってしまった。 だから近寄って泣き止まそうと、足を少し進めた。しかし、 ?「来ないで!」 その言葉を受けた俺は一瞬動けなくなってしまった。 何故?あの娘が俺にそんなこと言うはずがない。 聞き間違いだろうか。もう一歩踏み出す。 ?「来ないでったら!」
/484ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2148人が本棚に入れています
本棚に追加