第一章

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「あの…私、篠崎夏帆です。覚えてますか?」 どうせ忘れているだろうな、と思いつつも夏帆は聞いた。 何故か自分でもわからないが、莉花と言う娘のことが気になっていたのだ。 いつか話し掛けようと思っていても、クラスが違くてなかなか話し掛ける機会が無かったし、どうやって声を掛けようと暫く悩んでいた。 そして、今日は勇気をもって、お昼の時間に誘うことにしたのだ。
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