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雨は好き。
いつだって、
泣いたってばれないし、
濡れるのは悪くない。
「ねぇ!きみ!」
「、」
東崎圭吾
三年だ。
私はちょっと彼が苦手だったりする。
「濡れちゃうよ?」
「いいんです。」
「なんで?」
理由なんてない。
雨が降る日はいつも
わたしの
わたしの
心が
泣く日だから。
「じゃあ俺も~」
「風邪、引いちゃいますよ?」
「いーよ別に。」
「和久外、科歩…っていうの?」
「はい」
「雨、すき?」
「はい。なんかすべてきれいに洗い流してくれるみたいで。」
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