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ううっ…息苦しいっ…
ちら、と薄目を開けるとジュンスがくぅくぅ寝息をたてながらユチョンの腹の上に寝ていた。
子供らしいあどけない表情にユチョンの顔が自然に綻んだ。
もともと子供は嫌いでない。むしろ好きな方である。
暫くにこにこと熟睡するジュンスの顔を眺めていたが、子供といえども力の入っていない人間は重いもので、だんだん苦しくなって来た。
昨日からずっと寝てるよな…疲れてんのかな?でもそろそろ起こした方がいいよな~
ユチョンは腹の上のジュンスの背中をさすりながら
「ジュンス~?起きろ~」
と声をかけた。
ジュンスはもぞり、と体を縮めてぱっと目を開けた。
「あああー!!!」
天使が、叫んだ。
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