マエアルク

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僕は進み続ける。 理由はもう忘れた。 それでも止まることはできない。 こんな自分でも 追いかけてくれる人がいる。 その人のために僕は前を向く。 追いつかれないように歩き続ける。 振り向くのは怖い。 本当は後ろには誰もいないのではないか。 すべて僕の妄想ではないか。 それでも。 いつか振り向いたとき。 君が笑顔で駆けてくれたら、それでいい。 今は届かなくていい。 恋の鬼ごっこ。。
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