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「ここは、2人部屋だろう?俺が入って大丈夫なのか?」
「ああ、大丈夫、大丈夫。同室の子も、ここで使い間飼うらしいからさ。部屋に入れるのは、お互いに認識済みだから。」
「そうか。」
その後しばらく、いすに座っていると
部屋のドアが開いた
「ただいま!ミティちゃん」
「あ、お帰り。リーヤ。」
リーヤと呼ばれた少女は、後ろに犬のような使い魔を連れていた。
「へぇ、犬の使い魔なんだ。」
「犬じゃないよ?」
リーアという少女は、「おいで~」と使い魔を呼んだ。
シオンは、ミティに説明する
「ミティ、その使い魔はケルベロスの子供だ。まだ、生まれて十数年といったところだろう。」
「へぇ・・・え?」
「どうした?」
ミティは、急に固まった。
「ケルベロスって、凶暴な番犬って噂じゃなかったっけ?」
「それがどうした?」
「危なくない?」
ミティは、顔が青ざめていた。
リーアはミティに
「大丈夫だよ。この子は、優しいから。」
「だだだだだだ・・・だって、凶暴って本に書いてあったよ?」
「優しいよ?」
リーアの顔をペロペロと、2つの顔が舐めている。確かに、まだ小さく立ち上がっても人間より少し大きいくらいだ。
しかし、ミティは
「怖くない?」
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