第1話 使イ魔トシテ

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「ここは、2人部屋だろう?俺が入って大丈夫なのか?」 「ああ、大丈夫、大丈夫。同室の子も、ここで使い間飼うらしいからさ。部屋に入れるのは、お互いに認識済みだから。」 「そうか。」 その後しばらく、いすに座っていると 部屋のドアが開いた 「ただいま!ミティちゃん」 「あ、お帰り。リーヤ。」 リーヤと呼ばれた少女は、後ろに犬のような使い魔を連れていた。 「へぇ、犬の使い魔なんだ。」 「犬じゃないよ?」  リーアという少女は、「おいで~」と使い魔を呼んだ。 シオンは、ミティに説明する 「ミティ、その使い魔はケルベロスの子供だ。まだ、生まれて十数年といったところだろう。」 「へぇ・・・え?」 「どうした?」 ミティは、急に固まった。 「ケルベロスって、凶暴な番犬って噂じゃなかったっけ?」 「それがどうした?」 「危なくない?」 ミティは、顔が青ざめていた。 リーアはミティに 「大丈夫だよ。この子は、優しいから。」 「だだだだだだ・・・だって、凶暴って本に書いてあったよ?」 「優しいよ?」 リーアの顔をペロペロと、2つの顔が舐めている。確かに、まだ小さく立ち上がっても人間より少し大きいくらいだ。 しかし、ミティは 「怖くない?」
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