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「俺を使い魔にしておいて、それを言うか?」
「それもそうだけど・・・」
リーアは、俺のほうを一度見てミティに尋ねる
「この人が、ミティの使い魔?」
「そう。魔族の人。まだ、詳しくは聞いてないけどたぶん上位魔族。」
「上位!?すごい!!どんな人でも、中位魔族や天使以上の人を使い魔として召還したなんて聞いたことないよ!!」
「そう?」
「そうだよ。私の、使い魔のケロちゃんを怖がってる場合じゃないよ?」
「ケロちゃん?」
「ケルベロスのケロちゃん。可愛いでしょ?」
「まぁ・・・。」
「その人は?」
「ああ、名前はシオン。私も詳しくは分からないから、自己紹介頼もうかな?シオン。」
ミティは、シオンに話を振る。
シオンは椅子に座ったまま、話し出す。
「俺は、シオン。正式名は、シオン・アースク・T・セイハント。ランクは、魔王級魔族だ。」
「「え?」」
ミティとリーアは、固まった
シオンは二人の前に、歩いていき二人の頬をペチペチと軽く2回叩いた
「どうした?」
「ふぁ!!あ、そうだよ!!シオン。そんなうそついても駄目なんだからね!私が、魔王級魔族なんて呼び出せれるはずないじゃん。」
「そうです。人間が、上位魔族を使い魔にしたのだって初なんですよ?それが、一気に飛んで魔王級なんてありえません!!」
「そうだ!そうだ!」
ミティも、リーアも認識しようとしない。
まぁ、仕方のないことだが。
シオンは、続けていった
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