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後ろから
ドーン!!
と衝撃が走った。
しかし、シオンが揺るぐわけがなく
ぶつかった張本人は、鼻を押さえて呻いていた
「はわわ・・痛い。」
「当たり前だ。何をやっている、リーア?」
「いやぁ、何か暗い不陰気だったからさぶち壊してみようかと。」
「いい度胸してるな。」
「あはは・・・ケロちゃん。おいで。」
「ワン!」
2つの頭が、それぞれに吼える。
そして、リーアの足元に近づいて甘えるようにしている。
リーアは、ケロを抱き上げると
「さぁさぁ、入った入った。ケロちゃんも、教室に入りたがってるんだから。シオンさんは、きちんとした契約の元ミティちゃんの使い間として召喚されたんだから。気負いすることはないよ。第一、優しいしね。」
そう言って、ケロを渡して来るミーア
ケロは、シオンの腕の中で気持ちよさそうに居るが・・・
かなり大きいのが問題だ。
しかし、その行動は皆の怖いといった気分を和らげる効果は大きかった。
確かに、まだ怖がっている感じはあるが先ほどのような怖いといった感情は伝わってこなかった。
シオンはミティに誘導させられるがまま、席に着いた。
ほかの生徒も、元の感じに戻っていた。
そして、授業が開始された。
特に聞くようなこともなかった。
大体の知識は、頭に叩き込まれている。
しかし、初めてならうミティ達は必死にノートに取っていた。
そして昼休み
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