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「ん?何かな?」
「俺が新しい使い魔の代わりになるやつを用意しよう。これでどうだ?」
「ん?それは、君より強いものが出てくる可能性もあるわけだよね?」
「いや、確かに、あいつも強いが俺よりかは段違いに弱い。」
「ほう。では、ここで呼んでもらっても?」
「ああ、いいだろう。」
シオンは、手を前に差し出した。
すると、勝手に魔方陣が浮かんでくる。
「来い。リュミア。」
そう言ったとき、地面の魔方陣が光った
そして、中からリュミアと呼ばれた和服の女性が現れた
「はい。シオン様。」
「ああ、すまないな急に呼び出して。」
「いえ。しかし・・・」
「どうした?」
「いえ、レティ様がシオン様が居なくなったために大暴れなさっているのですが?」
「ああ、親父が何とかするだろう。」
「しかし、シオン様。私に、手紙ひとつで居なくなるなんて。私、かなり探したのですよ?」
「それはすまなかった。だがな、お前は優秀な部下だか。流石に、一緒に連れて行ったら追っ手がつく可能性が高いからな。」
「しかし・・・。」
「すまなかった。」
「まぁ、いいです。で、この度は、どのようなご用件で?」
「ああ、それはだな。」
シオンは、リュミアにあらかた説明した。
リュミアは頷き
「分かりました。つまり、シオン様の変わりに出ればいいんですね?」
「そうだ。」
「でも、大丈夫なんですか?」
「ああ。」
「そうですか。」
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