第2話 不自然な大会-暗躍の影

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「やぁ、ミティ。」 「・・・。」 前に現れた少年だった。 「なに?用?シャネア?」 シャネアと呼ばれた少年は、後ろに中位天使をつれていた。 シャネアは、不思議な顔をしながらミティに近づいてきた 「いや、特に大した用事は無いんだけどね。君の使い魔は、シオンと言う人じゃなかったかい?」 「まぁ、今回は分かるでしょ?」 「なるほど、流石に規制がかかったってわけだ。でも、彼女は?どうやって?人間じゃないみたいだけど?」 「シオンが、呼んでくれたの。リュミアさん。」 「へぇ、それはそれは。手加減お願いしますね。」 「・・・。」 リュミアは、何もしゃべらなかった。 ただ、見下ろすだけだった。 しかし、それに対して過剰に反応したのはシャネアの使い魔だった 「ひゃう!」 なんとも、可愛らしい悲鳴を上げた天使。 シャネアは、振り返って天使に尋ねる 「どうかしたかい?」 「い・・いえ。ただ、怖くて。」 「はぁ、これから勝負するかもしれない相手だよ?」 「はい。でもですね・・・・魔族の方は相手は初めてでして。」 「リアンナ・・・」 少し呆れたように、シャネアはリアンナを見た。 リアンナは、シャネアの後ろに完全に隠れている。 シャネアはまた、ミティの方に振り返って言った 「まぁ、こんな感じだけど力は本物だよ。でも、君の使い魔の力は分からないけどね。お手柔らかに頼むよ。まぁ、当たったらだけどね。お互い、ゲルディアのやつらと当たらないことを願おうか。では。」
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