第2話 不自然な大会-暗躍の影

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ミティは、控え室に行く 「おや、ミティ。」 控え室で、シャネアと会った。 ミティはそこで、直ぐに横を過ぎ去ろうとしたが 「ご主人の話は聞きましょうよ!!」 そう言って、リアンナに道を拒まれた。 「だって、私この次だし。」 「はは。そうだね、確かに試合前に軽々しく声をかけたのは失敬だったね。すまない。だが、気をつけたほうがいいよ?彼は、少し危ない感じがあるよ?本当に、見た目どおりの腕前かな?」 「どういう意味!?」 「さてね。まぁ、頑張るといいさ。ま、君にはそこの魔族さんがいるから大丈夫だとは思うけどね。」 「・・・。」 「じゃあね。」 シャネアは、天使のリアンナの袖を引っ張りながら 「行くよ?リアンナ。」 「ああ!ご主人!」 そう言いながら、バランスを崩しつつも取り戻し歩いていった。 「どういうこと?」 ミティの頭は、本当に訳が分からなくなってしまっていた。 シオンの言った言葉の意味も。 さっきの意味も。 しかし、次の試合も早々に終わったため直ぐにミティの番がやってきた。 ミティは、困惑した表情をしながらも試合の場所に立った。 隣には、明らかに場違いな和服を着ているリュミアさん しかし、その表情はにこやかな中に恐怖を感じる部分がある。 しかし、相手はなかなか現れなかった。 そして少し待って現れたのは、一人の少年だった。 「・・・。」
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