第2話 不自然な大会-暗躍の影

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ミティは、自分も続こうと走っていくが・・・ 「さて、僕は彼女と戦ってみたいな。」 そう言っている少年。 少年は、動こうとはしなかった。 ミティは、魔力を流し 「行くわよ!!」 そう宣言しながら、突っ込んだ。 そう、本当の戦いを知らないミティは甘かった。 宣言している間。 何かを喋っている間は、基本行動のほうがおろそかになる。 考えずに、叫んでいるならともかく 喋るのは、危険だ。 相当な実力差が無ければ、まして心理戦ではないこの状況では不利にしかならない。 相手の少年は、その隙を完全に見切って 「君、僕のこと馬鹿にしてる?」 そう、聞こえてきたのはミティの顎の下。 いつの間にか、目の前にいた少年は顎の下に移動していたのだ。 「つっ!!」 少年の拳が飛んでくる ミティは、必死に体を背ける。 「まぁ、最初にしてはなかなかの反応だ。でも・・・」 ミティが、呪文詠唱に入ろうとした時だった 「魔法使いはさ、呪文が詠唱できないとただの人なんだよ?」 蹴り飛ばされた。 試合の前に渡された、ローブは対魔法対物理攻撃からの保護魔法がかかっているが 少年の攻撃は、かなり重かった 少年は、その場の地面に降り立つ
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