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ミティは、自分も続こうと走っていくが・・・
「さて、僕は彼女と戦ってみたいな。」
そう言っている少年。
少年は、動こうとはしなかった。
ミティは、魔力を流し
「行くわよ!!」
そう宣言しながら、突っ込んだ。
そう、本当の戦いを知らないミティは甘かった。
宣言している間。
何かを喋っている間は、基本行動のほうがおろそかになる。
考えずに、叫んでいるならともかく
喋るのは、危険だ。
相当な実力差が無ければ、まして心理戦ではないこの状況では不利にしかならない。
相手の少年は、その隙を完全に見切って
「君、僕のこと馬鹿にしてる?」
そう、聞こえてきたのはミティの顎の下。
いつの間にか、目の前にいた少年は顎の下に移動していたのだ。
「つっ!!」
少年の拳が飛んでくる
ミティは、必死に体を背ける。
「まぁ、最初にしてはなかなかの反応だ。でも・・・」
ミティが、呪文詠唱に入ろうとした時だった
「魔法使いはさ、呪文が詠唱できないとただの人なんだよ?」
蹴り飛ばされた。
試合の前に渡された、ローブは対魔法対物理攻撃からの保護魔法がかかっているが
少年の攻撃は、かなり重かった
少年は、その場の地面に降り立つ
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