第2話 不自然な大会-暗躍の影

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「はぁ、面白そうなのは使い魔だけか。魔法使いは、とんだお嬢様だっただけか。」 つまらなそうな視線を、ミティに向けてはなっていた。 ミティは、悔しそうな視線を返すが 先ほど蹴られたところの痛みが、体全体を襲っていて動けなかった。 1対1 チーム戦なら、援助とかも出来るが個人戦では自分の力のみが頼りだ。 リュミアさんは、ただこちらをいているだけだった。 相手の少年は、じわじわとこちらに近づいてくる。 そして、少年が殴りかかってきた その時だった 「なるほど、お前が前に抜けたゲルティアの一人か。」 「君は?」 私の影から、手が伸びていた。 「シオン?」 「ああ、ミティ。すまないな。」 「え?何で?出れないんじゃ・・・」 シオンは、相手の少年を弾き飛ばすように投げた。 「ミティ、すまなかったな。」 「え?どういうこと!?」 ミティは、完全に混乱していた。 シオンは、影の中から出てきて立ち上がる。 リュミアは相手の使い魔を、一瞬でダウンさせるとこっちに走ってきた 「シオン様。彼なんですか?」 「ああ。そうらしい。」 「シオン!!どういうこと!?」 ミティは、シオンに尋ねる。 シオンは振り返っていった 「俺は、学園長と話しをしたと言っただろう?」
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