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「来たれ。我が声にこたえる、我に使いし者よ。我が前に姿を現せ!!」
私は、そのときのことを忘れはしない。
普通なら、その後光って中から出てくるはずなのに
私の場合は、光り方が尋常じゃなかった。
さっきまで晴れていたのに、雷雲が空を覆った。
魔方陣から、大量の魔力が流れ出し魔方陣から火花が飛び散った。
どう考えても、尋常じゃない。
どういうことなのか、誰にも分からなかった。
ただ、その中から出てきたのは黒いマントを羽織り耳がとがっていた
私と同じくらいの、見た目の魔族の少年だった。
私達は、その少年の出現に誰も口を開くことが出来なかった。
その少年の存在感は、立っているだけも相当なものだった。
私の魔方陣から、出てくるのは明らかに場違いな魔力を放っていた。
正直、私は恐怖した。
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