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あう・・・
手とはいえ、初めてだったからな・・・
私は、そう考えるとさらに顔が赤くなったのが自分でも分かった。
私は、2,3回顔を振って少年に向き直った
「そういえば、さっきあんたの名前聞きそびれちゃったね。私の名前はミティ。あなたの名前は?」
「俺か?俺の名前は、シオンだ。」
「シオンね。」
「ああ、これからよろしく頼むぞ。ミティ。」
「ええ。」
握手を交わした。
その時だった。
「やぁ、ミティ。」
「・・・。」
ミティは、嫌悪そうな顔をする。
シオンは特に見向きしなかった。
ミティは少年に向かって、嫌そうな声で返答する。
「何?何か用?」
「いや、なに。ちょっと見かけたから、声をかけただけじゃないか。」
「へぇ。」
「別に、用が無かったら声をかけてはいけないことは無いだろう?」
「そうね。でも、私は不愉快なの。」
「おやおや。嫌われたものだ。」
「あなたのそういう態度が、気に食わないの。」
「まぁ、いいけどね。僕は、今日君の召還したその魔族を見に来たんだ。それなら、問題ないだろう?」
「まぁ・・・。」
ミティは、押し黙る。
少年は、ミティに話すように言った
「彼は、どういう悪魔なんだい?上位悪魔?」
「さぁ。」
「さぁって・・・君の使い魔だろう?僕の使い魔は、中位天使だったが。その位、把握しておくものだろう?」
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