第1話 使イ魔トシテ

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あう・・・ 手とはいえ、初めてだったからな・・・ 私は、そう考えるとさらに顔が赤くなったのが自分でも分かった。 私は、2,3回顔を振って少年に向き直った 「そういえば、さっきあんたの名前聞きそびれちゃったね。私の名前はミティ。あなたの名前は?」 「俺か?俺の名前は、シオンだ。」 「シオンね。」 「ああ、これからよろしく頼むぞ。ミティ。」 「ええ。」 握手を交わした。 その時だった。 「やぁ、ミティ。」 「・・・。」 ミティは、嫌悪そうな顔をする。 シオンは特に見向きしなかった。 ミティは少年に向かって、嫌そうな声で返答する。 「何?何か用?」 「いや、なに。ちょっと見かけたから、声をかけただけじゃないか。」 「へぇ。」 「別に、用が無かったら声をかけてはいけないことは無いだろう?」 「そうね。でも、私は不愉快なの。」 「おやおや。嫌われたものだ。」 「あなたのそういう態度が、気に食わないの。」 「まぁ、いいけどね。僕は、今日君の召還したその魔族を見に来たんだ。それなら、問題ないだろう?」 「まぁ・・・。」 ミティは、押し黙る。 少年は、ミティに話すように言った 「彼は、どういう悪魔なんだい?上位悪魔?」 「さぁ。」 「さぁって・・・君の使い魔だろう?僕の使い魔は、中位天使だったが。その位、把握しておくものだろう?」
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