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「おじちゃん、だいじょうぶ?おみずのむ?」
それまで周りの空間にはお父さんみたいに俺をゲロゲロといっしょくたにしている奴しかいないと思ってたんだけどお花は俺にお母さんみたいな光をくれた。黄色と溶岩色の目ん玉からぽろっぽろ水が出てきてそれが溶岩に染み渡って俺は余計泣いてムカデの事なんかどっか行ってゲロゲロで汚れた手でお花に触っちゃいけないと思ってもじもじしてたらお花は下げてた水筒をゲロゲロでドロドロの俺の口の裂け目に突っ込んで俺の内側は一瞬で綺麗になった。ゲロゲロで綺麗を汚くしちゃいけないし触って車のお姉さんみたいに首をぷらぷらさせたらいけないから抱きしめおべべに腕入れた時と同じように自分を抱いてたらお花は
「おいしゃさんよんでくる!」
って言って逃げちゃったけどきっとお医者さん以外の青い服も来ると思って走って逃げたのだけどその瞬間から今度は五百のムカデがぷちぷち穴を開けまわってきた。そこからゲロゲロが起こるのが段々短くなってムカデの量は増えてビートの強さはチルアウトとかそういう次元じゃなかったけどそのたびにお花のことを思い出して頑張ってチルアウトしていたのだけれどお父さんみたいな(眼の前のおしっこ色の髪の人もそうだね)人のせいでやっぱりビートで周りの空気にとろっとろになるのは止められなかったし止めるつもりも無いです。
そこから俺はお花が枯れるまでずっとずっと見ていようと決心したのです。
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