『溶岩とムカデとビートと雪とお花の話』

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そうそう何回もおじさんお姉さんは溶岩の上に一生懸命雪の帯を降らせていたのだけどそれはとっても弱弱しくて一回三百のムカデが歩きまわると溶岩の熱に全然負けちゃってしかも俺の爪とかにも負けちゃうのですぐに溶岩色になったんだけど、それからおじさんズお姉さんズとお母さんが四角い中に歩いて入ってきてそれは俺にも溶岩になる前のルーツがあってそれと同じ振る舞いをするモノを溶岩の上に植え付けたって言ってた。お母さんは涙を流して喜んでておじさんズお姉さんズも涙を流すから俺も涙を流さなきゃいけないと思って流したけどそれが本当に良いことなのか悪いことなのかって言うのはずっと今でも解ってないことで六回夜を迎えちゃうと溶岩の熱に負けて赤くなってしまうので今でも困っちゃう。そういう時はこの雪は今ではお薬を売っている所にあるので暗くて誰も行かない所にあるお薬を売っている所の中のお父さんにちょっと似てるおじさんに下さいって言って紙を渡すとくれるので変えています。だから思うんだけど雪があっても無くても溶岩はずっと溶岩のままなのできっとムカデが一匹もいなくならないと溶岩は消えることが無いとおじさんは言っていたから今から十八回前の夏におじさんはムカデを消してくれるお薬をムカデの足見たいのからくれたんだけどそれはチルアウトする薬なんかよりずっとチルアウトしてしまう感じでムカデがぴぃぴぃ泣きながらビートは二度と生まれないようになってしまうよって俺の耳元で喚いちゃうから流石におじさんのズガイコツを壁にぺったんこにするのはちょっと泣けてしまうから腕を掴んで振り回したらムカデは喜んじゃって体中駆け回るし(犬は喜んで庭を駆け回るのにね、猫はコタツでマルクナル。)ビートは大音量で楽しくなっちゃったのだ。 ドッドッドッドッ ウィセイ ラッ タッタッタッタ ドッドッドッドッ キープオン ラッ タッタッタッタ お母さんもお姉さんも驚いちゃっておじさんは泡吹いてしまうしおじさんズがバチバチいう棒(これは物凄く痛い、どれくらいかってお花畑が出ちゃう)を持って一杯出てきたから光の取れる方の堅い壁をげんこつで叩いたらボロボロになって穴が開いたから十八回前の夏にそこからいなくなった。 ドッドッドッドッ ウィセイ ラッ タッタッタッタ ドッドッドッドッ キープオン ラッ タッタッタッタ
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