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Act.1《降り立つは、殺人貴》
『天国って・・・本当にあるんだろうか?』
小さい頃、そんなことを考えたことがある
死んだ人の魂は、そこで永遠の安らぎを手に入れるとか何とか・・・まぁ、様々だ
俺は、天国なんて信じていなかった
まぁ『あったら、得したな』程度な認識
その程度のもの
でも『アイツ』と会って、そして別れてからは・・・天国があればいいと強く願った
アイツの魂が、想いが救われるのなら・・・あって欲しいと願ったんだ
そこで待っていてほしい
俺のことを
そして俺がソッチへいった時には、またあの笑顔を見せてほしい
あの日、あの場所で
あの約束の場所で見せた、美しい笑顔を・・・もう一度
Act.1《降り立つは、殺人貴》
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