最強じいさんと最恐ばあさん

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 角谷龍道(カドヤ タツミチ)、俺達の祖父。自称七十五歳。  紺色の着物を愛用しており、銀色に近いグレーの髪は背中まで届き後ろでポニーテールにして纏めている。  角谷エルガ、俺達の祖母。自称七十三歳。  ドイツ出身だが、紅色の着物を着こなし、腰まで届く黒い髪は日本人と見紛う。  俺自身、この二人を紹介する時はかなりの違和感がある。  何故なら、俺の目に映る祖父母は見た目が若い。  驚く程若い。  兄貴と年が変わらないのではと錯覚しそうな程に。
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