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暖かい、春の陽気。
河原で二人の男が寝そべっている。
「あふぁ~…あー超眠てぇゎ。」
「…土方サン。初登場、しかも連載最初の台詞が台なしですぜ。」
「んぁ?なんか言ったか、沖田?」
「…いゃ、なんでもねぇす。」
二人は世に言う神泉組の隊士である。
こうやって、のんびりのほほんとしていられるのは、いつもと違って珍しい。
だが、まぁ、いずれこうなるのだが。↓
「ぅお~い!!清志郎~、慶司~!!」
「近藤サン。名前で呼ぶのはやめてと言ってるでしょーが。」
「沖田に激しく同意する。」
近藤サン。いわば神泉組の隊長だ。見た目はごついが、親切さは半端ではない。
「まぁまぁ、いーじゃないの。それよかね、仕事!!」
「…アンタはオバサンか。」
「はは…で?仕事ってなんですかぃ?僕らの休養を邪魔するほど大事なんです?」
沖田は明らかに殺意のある笑顔で近藤に問い掛けた。
だが近藤も慣れている。
「あぁ、相当大事だな。なんせ俺らの今後のギャラに関わることだからな~。」
「…それは、脅しだぜ、近藤さんよ。」
「脅しじゃないぞ。まぁ、行かないなら別に良いけどなw」
「「くそ…しゃーねぇ、行ってやるか(やりますか)。」」
「いーねぇ、その心意気♪」
「…あんた、いつかぜってーぶっ殺す」
「…ごめんなさい。」
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