華の町、大江戸

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今回の仕事とは、いわゆる下着ドロの常習犯を取っ捕まることだ。 被害者の中に、幕府の総取締役の奥さんがいるそうで、取っ捕まえないとギャラを下げると言い出したのだ。 「…ったくよォ。あのオッサンもふざけてるよな~。僕参っちゃうよ。」 「確かに~。」 「沖田にしては珍しい愚痴だな。いつもは会話に毒舌を織り交ぜてくるのに。」 「…土方サン。それ、褒めてるんですかぃ?」 だらだらと大通りを歩く3人。 だが、その姿は神泉組の存在を辺りに撒き散らしていた。 ある者は仕事の手を止め、 またある者は会話をほったらかし、 江戸の町の人々は3人の美しさと迫力に感嘆の声を上げている。 それほど彼らの存在は大きく、強いものになっていた。 「てかさぁ、その下着ドロって一体何を盗むんでしょーかねぇ?」 「は?そりゃお前…下着に決まってんだろ///」 「下着って女性のですかぃ?そりゃあおかしいですぜ?」 「何がだ、慶司?」 「(名前で呼ぶなコノヤロー)だって、この時代の下着って言ったら、ヤローのふん●ししかないんですぜ?」 「「…あ」」 「女性は生身ですしねぇww…てなことで、僕ぁ、降りさせて頂きやす。ホモなんてごめんすからね。」 「…だな。行くのやめましょーか。近藤さん?」 「…了解!!」 だらだらと歩いていた3人が急に元気になり、元来た道を走りながら去って行った。 町の人々はそんな彼らを見て、今日も平和だな、と確信するのであった。
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