華の町、大江戸

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沖田はさっさと食堂から出て行き、近藤は力無く肩を落とす。 成り行きを見守っていた隊士達も元いた場所に帰って行った。 食堂にいるのは近藤と土方のみ。 「……っくしょぅ…」 「ん?なんか言いました?近藤さん。」 土方は刀を整える手を止め、近藤を見下ろした。 「ちくしょう…俺の…俺の、むっち☆を…慶司め…許さん!!」 近藤の目には涙と怒りが滲み出ていた。 「…あぁ、なるほどな…」 そして近藤の沖田に対する復讐(ねちっこいイヤガラセ)が始まったのだ。
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