死神と堕天使の舞踏会

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泣いている、怯えている子供を慰めるように 背中をゆっくりと撫で、 頭をポンポンと叩く。 ??『??』 堕天使は、戸惑うが段々と目を細めシエノに身を任せた。 少しして、抱擁を止めて、互いの顔が見えるようにし シエノ「俺は、シエノ=イザナイ。 ??『シ・・エ・・ノ?』 頷くと堕天使は、確かめるように何度も呟いている。 シエノ「そう。お前の名前は?」 ??『名前・・・ないの。』 堕天使は、ショボーンと項垂れる シエノ「それじゃ、俺が付けようか?」 ??『!?』 目を開いて、コクコク頷く。 さて考えようとした時だった。
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