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人間と魔物は、手を取り合える。
そう信じた。
夢は叶うのだと思った。
けれどそれが間違いであった。
暫くするとこの街に四人の人物が現れた。
この四人こそ、後に『英雄』と呼ばれるリュウキ達だった。
最初取り囲んでいたが
調停書を持ってきたと言い私はそれを受け取った。
私はそこに書いてある事に身体が震えてしまった。
そこには、魔物と手を取り合うなどの書かれていたが
その為には現在の魔王の命を捧げる。
つまり私に死ねと書いてあったのだ。
部下達は、私を止めたがこの調停書には、期限があり早くせねばならなかった。
だから私は勇者に頼み
私を殺してもらった。
民が平和に生きられるならと願った為だ。
そして刃が心の臓を貫こうとした時、私は見てしまった勇者の顔に浮かんだ獰猛な表情に。
それに気付いた私は心の臓が貫かれる寸前に疑似心臓を作り出し、それを貫かせた。
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