終焉の魔女

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シュリア=エクシリア あらゆる魔法を操り、全てを消し去るその姿に 終焉の魔女の肩書きを得た『英雄』の一人。 その『英雄』が目の前にいる。 敵として。 ミリエルを庇うように立っているシエノは、いつの間にかいつもの姿に変わっていたが いつもとは違う雰囲気がシエノを包みこんでいた。 シュリア「ふふふ、あの時の魔物かしら?」 シエノ「・・・・・・・・」 紅いルージュが引かれた唇を厭らしくなぞるシュリア。 シエノは、シュリアを睨みながらも後ろにいるミリエルを気にかけている。 シュリア「・・・・人が話している時は、ちゃんと聴きな!!」 腰から取り出した魔石が光ると白い鞭が現れ、それを振った。 シエノ「グッ!!」 振り向いてミリエルを抱き締めると背中に鞭が襲う ミリエル「し、シエノ?」 後ろに守られていたミリエルが心配そうに見つめ キッ!と鋭く睨み付ける。
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