終焉の魔女

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ミリエル「禁術・・・・って?」 恐る恐る聞くミリエルの顔を見ずにシュリアを睨みながら シエノ「多数の命を使い、術者とその関係者に永遠を与える。」 ミリエル「そ、そんなものが・・・・」 シエノの言葉に身震いしているミリエル。 何故ならシエノが言う多数の多さを考えたのだろう。 十や百でもない。 もっと多くの一国にいるであろう人数。 そこでミリエルは、気付いた。 シエノの国が『英雄』によって滅ぼされたことを・・・・ シュリア「そうね。だから都合が良かったわ。 魔王が統べていた国の国民の命は!」 アハハハハ! と狂った笑いを上げるシュリア。 シュリア「それに魔王の国を滅ぼしたおかげで私達は英雄になり、名誉と死ぬまで遊んで暮らせる程の金 そして永遠の若さを手に入れたのだから!!」 ミリエル(く、狂っている。) ミリエルは、心の奥底から『英雄』を険悪し 自分自身に怒りが湧いた。 それは最初にシエノに言ったこと、『英雄』を崇拝し、シエノの気持ちが分からなかった事に、
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