魔女VS魔王

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シュリア「ふん!呆気ないねー」 風で靡く赤い髪を後ろに撫でる。 シュリア「魔王って言っても 他の魔物と変わらないねー もうちょっと楽しませてくれたらよかったのに」 シエノが串刺しになって挟まれている【ガイア・スパイク】を見つめるシュリア。 シエノ「それはすまなかったな。」 シュリア「な!?」 シュリアは、声がした方を見ると【ガイア・スパイク】の頂点に腰掛けていた。 シエノ「まさか、さっき使った【ガイア・ランス】を媒介に更に威力を上げた魔法を使うなんてな。」 立ち上がると飛び降りる。 その落下スピードは、遅くフワリと着地した。 シエノ「更に此方の反作用属性を選択し、こっちを上回る詠唱速度で魔法を放つ。」 スラスラと述べるシエノ その姿は雄々しく逞しい立ち振舞いだ。 シエノ「更に低級の魔法を使用しているのにその威力は上級に匹敵している だが」 シエノ「それだけだな。」
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