神に反逆する者の剣『トレイター』

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ガキイン!!と金属同士がぶつかる音が鳴り響く。 片方は、化け物が持つ戦斧 もう片方は、シエノの手に収まっている一振りの剣。 その剣には一切の装飾がない無骨な剣だが しっかりと化け物の戦斧を受け止めていた。 シエノ「久しぶりだな、トレイター。」 シエノは戦斧を受け止めた状態で呟く。 (ああ、久しぶりだな主よ) すると脳に男の声が響く。 シエノ「長い間、放置していてすまんな。」 (構わん。私は貴方の剣なのだから。) シエノ「それじゃ・・・・行くぜ!!」 気合いを入れてトレイターを上に振る。 戦斧は、手から離れなかったが十分に隙が出来た。
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