魔王帰還、

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ミリエル「?ちょっとこっちを見なさいよ。」 シエノ「い、いや。大丈夫だ!」 必死に視線を明後日の方向に向け、押さえてない手を突き出して制止させるが ミリエル「むぅー・・・・えい!!」 ゴキッ! シエノ「グオッ・・・・」 頬に柔らかい感触がしたと思ったら首を引っ張られて、首の骨が鳴った。 シエノ「なにしや・・・・が・・・る」 文句を言おうとしたシエノだが ミリエル「何よ、顔赤いわよ?熱でもあるんじゃない?」 ミリエルの顔が近くにあった。 互いの吐息が感じる程の距離だ。 シエノ(あ、いい匂いがする。) 風によってミリエルの匂いがシエノに導かれる。 ミリエル「ちょっと。本当に大丈夫なの? もしかしてシュリアに何か掛けられたの?!」 シエノ(・・・・可愛い) 心配そうな表情も今のシエノには可愛くしか映っていない。
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