学年組別対抗戦 第一章

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すると廊下からズダダダダ!!と凄い音が響く。 しかもその音は、こっちに近づいてきている。 シュラ「げっ!ヤベェ!!」 シュラが焦っているが時遅く。 勢いよく後ろのドアが開かれ一人の生徒が入ってきた。 ??「やっと!見つけたよ!仕事が沢山残っているんだよ!!」 生徒は、シュラを見つけるとズンズンと近づき 襟を引っ張ってシュラを連れていこうとしていた。 シュラ「ちょいちょい、ミン! 今、自己紹介してるんだから離してくれ!!」 ??「はっ?自己紹介?」 シュラにミンと呼ばれた生徒はシエノ達に振り向く。 ??「ああ、君がシエノ=イザナイ君か。」 シエノに視線が止まり ジッと見ている。 シエノ「なんで俺の名前を知っている・・・・んですか?」 ??「慣れない敬語は止めておきな。 君達の事は理事長から聞いたからさ。」 ??「と、僕の紹介がまだだったね。」 ミン「僕の名前はミン=トワ。性別は男だ。 副会長兼会計を務めている。」 ヴァルスシエノ「男!!」 ヴァルスとシエノが驚愕する。 その反応を見て、溜め息を吐く姿は、なんだか慣れている風に見えた シュラ「ははは!ミンは、名前と外見だけを見ると女の子と間違うよな。」 ミン「・・・・五月蝿いよ。」 怒るミンだが、シエノ達はしょうがないと思った。 腰まである黒髪を一本にしてあるが艶があり、キラキラしている。 そして身体の線が細い さらに女顔であるため間違えてしまうのは仕方がない。
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