学年組別対抗戦 第一章

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ミリエル「・・・・ミン先輩。普通だったから気付かなかったけど【逆行魔法】を使っているわ。」 ミリエルは、悔しそうにミンを見ている。 ミンが使っている【逆行魔法】は、今やっている窓を元の、厳密に言うと 壊れる前の時間に戻しているのだ。 【逆行魔法】は、あらゆるカテゴリーに当てはまらない貴重な魔法だ。 ミン「おーわりっと」 シュラ「こっちも終了ー。」 シュラとミンは、片付けを終える。 シュラ「そう言えば、シエノ。」 シエノ「・・・・なんだ?」 シュラ「対抗戦なんだけど、俺達とお前達は、決勝戦で当たるから。」 シエノ「は?」 シエノはシュラの発言に首を傾げる。 マーナ「なんで生徒会長は、そんな事分かるんですか!?」 ヴァルス「そうだよ!対抗戦の組み合わせは、何時もランダムで決められるんでしょ!」 マーナとヴァルスが食って掛かる。 なんの事かわからないシエノは、頭に?マークを出していると シェリナ「学年組別対抗戦は、トーナメント方式で 組み合わせは、当日の第一闘技場で発表されるのです。」 シエノ「あーなるほどね。」 シェリナの説明で納得したシエノ。 シュラ「そんなもん生徒会長の権限を使ったに決まっているだろうが!」 胸を張るシュラ。 シュラ「それに俺は、興味があるだよ。」 チラリと視線をシエノに向ける。 シュラ「確かめたいんだよ君たちの力をね。」 (英雄が倒したという魔王の力をね) シエノ「っ!?テメェ・・・・」 シュラによって送られた念話にシエノは、睨み付け、チラリと回りを見る 驚いて目を開いているミリエルがいたが他の奴らは、普通だった事から シエノ(さっきの念話は、俺とミリエルだけにしたのか?) シエノが魔王だと気付いたのにも驚いたが シエノの正体を知っているミリエルだけに送ったのには驚いた。
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