学年組別対抗戦 第一章

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シエノは、光に包まれた時に感じた浮遊感がなくなると目を開けた。 そこは、真っ白な世界。 ヴァルス「また、来ちゃった。」 隣にいたヴァルスが懐かしく辺りを見回していた。 ミリエル「う、ここは?」 シエノ「起きたか?」 気が付いたミリエルを筆頭に残りのメンバーも目を覚まし、見回して ミリエル「ここが、幻想世界。」 シェリナ「あらあら、凄い場所ですね。」 マーナ「真っ白過ぎて気持ち悪いー!」 マリア「・・・・」 起き上がった四人は、各々の感想を述べると。 ??『お久しぶりです、主。そしてヴァルス様。』 シエノ達の前に燕尾服を着た青年・・・・アルスが深々と頭を下げて現れた。 シエノ「久しぶりだなアルス。」 ヴァルス「お久しぶりですアルスさん。」 二人も軽く会釈をする。 アルスは微笑んでから、指を鳴らすと 丸いテーブルの上に六つのティーカップ 背もたれが付いた椅子が六つ出てきた。 アルス『まずは、紅茶でもどうでしょうか?』 いつの間にか右手に持っていたポットを掲げるアルス。 シエノ「貰うぞ。」 ヴァルス「頂きます。」 シエノとヴァルスは席に座る。 女性メンバーも座ると アルスは各自のカップに紅茶を注いでいく。 ついでに言うと シエノを中心に時計回りで シエノ、ミリエル、マーナ、ヴァルス、シェリナ、マリアの順でちゃっかり、シエノの隣に座ったミリエルだった。
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