学年組別対抗戦 第一章

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シエノ「おいおい、それは、やめろって・・・・」 ミリエル「し、シエノ!?」 あたふたするシエノの襟を掴むミリエル。 シエノ「グェ!み、ミリエル!絞まってる!絞まってるから!!」 ミリエル「な、なんでアンタが精霊神様と知り合いなのよ!」 シエノは、首を絞めている腕をタップするがミリエルは、真っ赤な顔で上下に揺らしてくる。 エルフィー『貴様!その手を離せ!!』 突如、エルフィーが怒声を上げると暴風が吹き荒れる。 ミリエル「きゃあ!!」 暴風に呑み込まれそうになるミリエルだが シエノ「トレイター!!」 シエノは、トレイターを呼ぶと暴風に向かってトレイターを思い切り横に振る。 ブオン!!と風を斬る音がすると、吹き荒れていた風が霧散した。 シエノ「エルフィー。ちょっとやりすぎだぞ。」 トレイターを肩に担ぎ、苦笑いを浮かべる。 エルフィー『し、しかし。その者がシエノ様に・・・・』 シエノ「あ~、様を付けるなって言っただろ。 後、あれはスキンシップみたいなものだから気にするな。」 「なっ」と言うと渋々とした表情でエルフィーは、食い下がった。
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