学年組別対抗戦 第一章

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子シエノ「うわぁー! 凄いよお父さん!!」 子供シエノは、ヨミノに駆けよる。 ヨミノ「・・・・ふん。」 ヨミノは、鼻で笑うが 子供シエノが側に来ると屈み、抱き上げ肩に乗せた。 シエノ(これは、そうだあの時) ヨミノ「いいか、シエノ。 俺を目指すのは構わん。 だがこれだけは、忘れるな。」 子シエノ「なーに?」 ヨミノ「決して、力を求める事を忘れるな。 だが求める力をはき違えるな。」 シエノ(そうだ、思い出した。) ヨミノ「求める力は、大切なものを護る力だ。」 シエノ「護る力?」 ヨミノ「そうだ。」 シエノ(そうだ、俺が求めたものは・・・・) 子供シエノは、見上げているヨミノに笑みを浮かべ シエノ「うん!」 と頷いた。
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