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子シエノ「うわぁー!
凄いよお父さん!!」
子供シエノは、ヨミノに駆けよる。
ヨミノ「・・・・ふん。」
ヨミノは、鼻で笑うが
子供シエノが側に来ると屈み、抱き上げ肩に乗せた。
シエノ(これは、そうだあの時)
ヨミノ「いいか、シエノ。
俺を目指すのは構わん。
だがこれだけは、忘れるな。」
子シエノ「なーに?」
ヨミノ「決して、力を求める事を忘れるな。
だが求める力をはき違えるな。」
シエノ(そうだ、思い出した。)
ヨミノ「求める力は、大切なものを護る力だ。」
シエノ「護る力?」
ヨミノ「そうだ。」
シエノ(そうだ、俺が求めたものは・・・・)
子供シエノは、見上げているヨミノに笑みを浮かべ
シエノ「うん!」
と頷いた。
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