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シエノ「・・・・大切なものを護る力だ。」
目を覚ます。
視覚に広がる真っ白な空間。
斬られた痛みがなく
シエノは、跳ね起きる。
顔を上げるとヨミノが背を向けてたっていた。
ヨミノ「・・・・目が覚めたか?」
シエノ「ああ、バッチリな!」
シエノは、トレイターを呼び出すと左側に振るう。
ガキイン!!
とヨミノの刀とシエノのトレイターが噛み合う。
前までならシエノは、ヨミノに押し負けていたが
ヨミノ「むっ!」
シエノ「うらっ!」
今度は押し負けず
ヨミノの刀を弾き
切っ先をヨミノに向けている。
ヨミノ「・・・・強くなったな。」
シエノ「アンタのお陰だよ親父。」
互いの視線が絡む。
少ししてシエノは、トレイターを引いた。
ヨミノは、全てわかっていたのか、弾かれた刀を呼び寄せる。
勢いよく翔んできた刀を掴み、鞘に納めると
ヨミノ「着いてこい。」
シエノ「おう!」
シエノは先に行くヨミノの背を追いかけた。
彼の修行は今始まる。
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