学年組別対抗戦 第一章

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シエノ「・・・・大切なものを護る力だ。」 目を覚ます。 視覚に広がる真っ白な空間。 斬られた痛みがなく シエノは、跳ね起きる。 顔を上げるとヨミノが背を向けてたっていた。 ヨミノ「・・・・目が覚めたか?」 シエノ「ああ、バッチリな!」 シエノは、トレイターを呼び出すと左側に振るう。 ガキイン!! とヨミノの刀とシエノのトレイターが噛み合う。 前までならシエノは、ヨミノに押し負けていたが ヨミノ「むっ!」 シエノ「うらっ!」 今度は押し負けず ヨミノの刀を弾き 切っ先をヨミノに向けている。 ヨミノ「・・・・強くなったな。」 シエノ「アンタのお陰だよ親父。」 互いの視線が絡む。 少ししてシエノは、トレイターを引いた。 ヨミノは、全てわかっていたのか、弾かれた刀を呼び寄せる。 勢いよく翔んできた刀を掴み、鞘に納めると ヨミノ「着いてこい。」 シエノ「おう!」 シエノは先に行くヨミノの背を追いかけた。 彼の修行は今始まる。
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