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ラミア「ふん、よく分かってるじゃないか!」
ふんずり返るラミア
シュラ「で、大将だろ?」
ラミア「そりゃあ、まあ・・・・」
それがどうしたと言わんばかりの表情をするラミアにシュラは、盛大なため息を吐いてから
シュラ「お前の番が来る前にあっちの連勝で終わるぞ。」
ラミア「・・・・・・・・・・・・ああ!!」
シュラ「やっと分かったか。」
もう一度シュラは、ため息を吐いた。
そう、シエノ達が参加している大会は、先に三勝した所の勝利なのだ。
封印されているとは言え
強くなったシエノ達には上級生でも勝てるかわからない。
そして、3-Aのチームも強いがシエノ達に勝つ可能性は、低い。
その事をシュラは、見極めていたのだ。
ラミア「それじゃ・・・・」
シュラ「まあ、戦う前に終わりだな。」
両手を広げ、肩を上げる。
ラミア「・・・・だ」
シュラ「あん?」
ラミア「嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!!」
シュラ「駄々っ子かお前は!?」
遂には地面に座り込んでしまった。
シュラ「ああ、もう!」
シュラは、ガシガシと頭を掻くと駄々を捏ねているラミア抱き抱える。
ラミア「ふぇ!?」
シュラ「んじゃ!バイビー!!」
そのままシュラは、ラミアを抱き抱えながら走り去った。
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