学年組別対抗戦 第三章 上

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ホウドウ「それでは皆さん! 長らくお待たせしました。 これより学年組別対抗戦、決勝戦を始めます!」 ホウドウのアナウンスと観客の大声が鳴り響く。 ミリエルは、先に入場口にいる三人に追い付いた。 ミリエル「遅れてないわよね?」 シェリナ「勿論です。」 シェリナはやって来たミリエルを見て微笑むと入場口に視線を戻した。 マーナ「今日は、全力で行くよ!」 ヴァルス「そうだね。」 腕を突き上げるマーナにヴァルスは真剣な表情を浮かべている。 四人の腕には封印の印が施されたブレスレットを外している。 これは、生徒会と戦う前から決めていた事だ。 そして後ろから一定のリズムで足音を鳴らしながらシエノが現れる。 四人は、振り向いて笑みを浮かべる。 その笑みに微笑み返すシエノは、四人の中心で止まる。 ホウドウ「それでは、本校に入学したばかりだが先輩たちにも負けない実力を持つ期待のホープ! 1-Aの入場だ!!」 ホウドウが叫ぶと観客の声も大きくなる。 シエノ「・・・・行くぞ」 全「おう(はい)(ええ)!!」 シエノの合図とともに五人は歩き出した。
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