学年組別対抗戦 第三章 上

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何合かわからない。 相手は自分よりも早い 数など数えていられない。 ただ手に持つ槍を敵に向かって振るう。 ミン「ほら、意識が逸れてるぜ!」 シェリナ「・・・・っ!」 ミンの蹴りが襲ってくる。 シェリナは、なんとか避けが、ブリューナクの穂先が真っ直ぐ向かってくる。 シェリナ(・・・・つ) いつもなら避けるシェリナだが、槍をブリューナクに添えて滑らすように逸らしながら突きを放つ。 ミン「ちっ!」 ミンは、突きを強引に戻したブリューナクで弾く。 シェリナ(・・たい・・つ) シェリナは、弾かれた勢いを利用し回し蹴りを放つ ミンは、それを受け止めようと槍を縦に構える。 シェリナ「絶対に勝つんだ!!」 回し蹴りの軌道を下に変え、踏み込みに切り替えると体重移動と共に今まで一番の突きを繰り出した。
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