学年組別対抗戦 第三章 中

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シエノ(最初、会った時は俺に突っ掛かってばっかだったのに。) 頭を抱えているミリエルを見て、初めて会った時の事を思い出す。 シエノ(なのに、今では・・・・) 自分が魔王だと言うことを知っても変わらずにいや、好きだと言ってくれた。 人間ではない自分を。 シエノ(そういえば・・・・) 決勝戦が始まる前にミリエルがしたことを思い出した。 シエノ「・・・・おい。」 ミリエル「あぅ~、え、何?」 シエノ「ちょっと、こっち見ろ。」 首を傾げるミリエルだが直ぐにシエノを見上げ チュッ! キスされた。 シエノ「なるほど、なかなかいいな。」 軽く触れるようなキスだったがシエノは、感慨に受けていた。 初めては、ミリエルにされてしまったが自分でキスするのはされるよりは、いい。 シエノがそう思っていると ミリエル「ふえぇぇ!!」 何をされたのか理解したようで肌を赤くして、両手をぶんぶん振り回している。 シエノ(本当にツンデレではなくなったな~) ミリエル「な、何勝手にき、き、き!」 シエノ(お、微妙にツン!)「キス、か?」 ミリエル「ど、堂々と言うな!」 フシャー!とまるで猫みたいな仕草に シエノ(やべー、ゾクゾクする) 変態思考に突入したシエノ
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