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シエノ(最初、会った時は俺に突っ掛かってばっかだったのに。)
頭を抱えているミリエルを見て、初めて会った時の事を思い出す。
シエノ(なのに、今では・・・・)
自分が魔王だと言うことを知っても変わらずにいや、好きだと言ってくれた。
人間ではない自分を。
シエノ(そういえば・・・・)
決勝戦が始まる前にミリエルがしたことを思い出した。
シエノ「・・・・おい。」
ミリエル「あぅ~、え、何?」
シエノ「ちょっと、こっち見ろ。」
首を傾げるミリエルだが直ぐにシエノを見上げ
チュッ!
キスされた。
シエノ「なるほど、なかなかいいな。」
軽く触れるようなキスだったがシエノは、感慨に受けていた。
初めては、ミリエルにされてしまったが自分でキスするのはされるよりは、いい。
シエノがそう思っていると
ミリエル「ふえぇぇ!!」
何をされたのか理解したようで肌を赤くして、両手をぶんぶん振り回している。
シエノ(本当にツンデレではなくなったな~)
ミリエル「な、何勝手にき、き、き!」
シエノ(お、微妙にツン!)「キス、か?」
ミリエル「ど、堂々と言うな!」
フシャー!とまるで猫みたいな仕草に
シエノ(やべー、ゾクゾクする)
変態思考に突入したシエノ
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